- ぜんご
- I
ぜんご鰺(アジ)類の側線上にあるとげ状の鱗。 ぜいご。IIぜんご【前後】(1)(空間や位置的に)物のまえとうしろ。
「車の~」「行列の~」「供を~に従える」「~を振り返る」
(2)(時間的に)ある事柄のさきとあと。「休日の~は混雑する」
(3)物事や出来事のあとさきの状況・事情。「~をわきまえない」「~を考えるゆとりもない」
(4)年代・時間・年齢や, 数量を表す語などに付いて, それにごく近いことを表す。 ぐらい。 ごろ。 内外。「五人~」「七時~」「入社した~から習い始める」
(5)順序が逆になること。「話が~する」
(6)間を置かず物事が行われること。 また, 起こること。 相前後すること。「両人は~してやって来た」
~に暮(ク)・れる途方に暮れる。「~・れてぞ見えにける/浄瑠璃・国性爺合戦」
~を失・う⇒ 前後を忘れる~を失・する事の順序を誤る。「前に問ふ事をば問はいで牛を問うたは~・したぞ/蒙求抄 4」
~を知らず自分の置かれている状況がわからない。 また, 正体がない。「深き山に迷ひて~ず/今昔 13」
~を忘・れる自分の置かれている状況がわからなくなる。 また, 正体がなくなる。 前後を失う。 前後を忘(ボウ)ずる。IIIぜんご【善後】あとの始末をよくすること。 あとのためによくすること。IV「~ノ策/ヘボン(三版)」
ぜんご【漸悟】〔仏〕 修行を積んで, だんだんと悟りに至ること。 禅宗では中国の北宗禅の宗風をいう。⇔ 頓悟Vぜんご【禅語】禅門独特の言葉。 禅家の用語。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.